Designship 2025 出展レポート|“あなたのデザイン”を形にする体験『Make Your Design Key!』

はじめに
2025年10月11日・12日に開催された日本最大級のデザインカンファレンス「Designship 2025」。GMOインターネットグループは昨年に続き、最上位スポンサー(DIAMOND)として参加しました。
GMOインターネットグループでは「Creator Synergy Project」をはじめとした社内外をつなぐ取り組みを通じてクリエイティブ領域での発信を強化しています。Designshipへの協賛もその活動の一環です。
昨年に引き続き今年もGMOメディアの4人のデザイナーが、ブースの企画・設計・デザインからノベルティ制作まで出展に関わるすべてのクリエイティブを担当しました。
キービジュアルには昨年に続き「サービスの多様性・広がり」を象徴する“シナジーボックス”を採用しています。(参考:Designship2024 キービジュアル制作の舞台裏:シナジーボックス誕生まで)
「Make Your Design Key!」が生まれるまで
昨年のブースは「街マップを巡る体験」をテーマに、GMOインターネットグループの多様なサービスを紹介する内容でした。
今年はサービスを生み出している“つくり手”に着目し、GMOインターネットグループで働くデザイナーを主役とした構成にすることに決め、 彼らの考え方や個性を、来場者が体験を通して感じられるブースを目指しました。
大きな組織で企画を進める難しさ
企画当初に出た案は、「デザイナータイプ診断」というものでした。
来場者が質問に答えると、自分の“デザイナータイプ”がわかり、結果に紐づいて各社のカルチャーを紹介するという内容です。
魅力的なアイデアでしたが、進行の中で以下のような課題が浮かび上がりました。
ブランド全体での整合性
広報・採用方針との兼ね合い
体験時間の長さによるブース滞留のリスク
これらを踏まえ、このままでは届けたい体験にならないと判断し、方向転換を決意しました。

再出発のキーワードは「人によって結果が変わる体験」
議論を重ねる中で、最後まで残ったキーワードがありました。
人によって結果が変わる体験であること
オリジナリティと多様性を感じられるノベルティがあること
この2つの軸をもとに再構築したのが、「Make Your Design Key!」 です。
「デザインに関する質問に答えると、自分だけのオリジナルキーリングが完成する」体験型ブースで、出来上がるデザインはなんと 256通り。
回答によって形が変わるキーリングという仕組みは、来場者のリアクションや会話を生むきっかけになりました。 この“多様性が自然に体験として伝わる”仕組みをどう設計したのか、その工夫をご紹介します。
体験設計の工夫
体験をスムーズに行えるレイアウトデザイン
ブースの四隅に設置した“キューブタワー”に4つの質問を配置し、来場者は自然な流れでブース全体を回遊しながら回答できるようにしました。
滞留を防ぎつつ、体験をスムーズに楽しめるよう動線設計を工夫しています。

「Creator Quiz」で学びをプラス
タワーの途中には、GMOインターネットグループのデザイナーの取り組みを紹介するファブリックパネルを設置しました。
その内容から答えられる「Creator Quiz」に正解すると、キーリングの“スペシャルパーツ”がもらえる仕組みです。
楽しみながら自然とグループのデザインカルチャーを知っていただけるよう工夫しました。

回答結果に応じて目の前でキーリングを組み立て
スタッフが回答をもとに色や形の異なるパーツを選び、その場でキーリングを組み立てます。
ひとつひとつに個性がある「自分だけのキーリング」が完成する瞬間は、来場者の笑顔が溢れる時間でした。
素材は検討の末、アクリルを採用。華やかさと統一感を両立する仕上がりになりました。

デザインアウトプット
ブースデザイン
キューブタワーには、GMOインターネットグループ各社のサービスロゴから抽出したカラーを使用。 赤・青・黄・緑の4系統に分け、モザイク状のパターンで多様性とつながりを表現しました。 印刷パネルのカットや貼り付けもチームで手作業で行い、細部まで丁寧に仕上げました。


ファブリックサイン
動線上に設置した内照式のファブリックサインでは、GMOインターネットグループのクリエイターの活動や年表を紹介。
クイズとの連動により、より多くの方に自然と目を向けていただけるようにしました。

印刷物



A1パネルや回答用紙、冊子など、体験全体で使用する印刷物はすべてトーンを統一。
清潔感のあるベースカラーに、シナジーボックスの幾何学モチーフをあしらい、一貫した世界観を表現しています。
ノベルティ

オリジナルキーリングは全5種類のパーツで構成され、回答によって形や色が変化します。
「多様性の中のつながり」を表現し、来場者一人ひとりの“デザインの鍵”が完成する仕組みです。
SNSでも「かわいい!」「人によって全然違う!」といった声が多く寄せられました。
また、「#GMOdesign」「#Designship2025」のタグ投稿で、ロゴ入りミントタブレットをプレゼントするSNSキャンペーンも実施しました。
当日の様子
設営はすべて自分たちの手で行いました。
床材のカット、照明の設置、什器の組み立てなど、慣れない作業ながらチーム全員で協力して進めました。
ファブリックパネルのライトが点いた瞬間には、企画から積み重ねてきたものが形になった実感があり、達成感に包まれました。
開場後は常に多くの来場者で賑わい、キーリングをきっかけに会話が生まれるなど、自然な交流が広がりました。


想定を超える来場により、キーリングは2日目午前中で予定数を配布終了。以降はクイズ正解でミントタブレットをお渡しする形式に変更しました。
ノベルティが変わった後は会話中心のブースに切り替え、GMOインターネットグループのクリエイティブカルチャーを共有する場となりました。
成果と振り返り
ブースへの来場者数は目標としていた人数を大きく上回り、セッション視聴者を含めると達成率133%に達しました。
SNSでも多くの反響をいただき、再訪や紹介につながるなど高い拡散効果がありました。
「自分の答えが形になる」体験は、他にはない強みになったと感じています。
おわりに
短い準備期間の中で、4人のデザイナーがそれぞれの得意領域を活かし、一つの体験をつくり上げました。
制約のある中でも、チームの創造力と実行力でやり切れたことは大きな財産です。
256通りのキーリングは、まさに多様性の可視化。
私たちが信じる「デザインの広がり」を、来場者の皆さまと一緒に形にできた2日間となりました。
Designship 2025でブースへお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。




