GMOメディアのデザイン思考ガイドラインを作成しました
こんにちは、2018年に新卒入社した木村です。
サービスデザイン部で取り組んでいるグループミッションの活動の一環で「デザイン思考をもっと社内に広めよう!」という活動をしています。
今回はその活動の中から社内に公開したGMOメディア向けのデザイン思考ガイドラインをご紹介いたします。
弊社にもデザイン思考をもっと取り入れたい
デザイン思考はその名の通り「デザイン」とついていることでデザイナーが利用していくものだと思われることがありますが、デザイナーのものだけではありません。なぜならデザイン思考は「イノベーションのための価値を創り出す方法論・考え方」であるからです。
デザイン思考をGMOメディアに取り入れたい理由は「すでに運営している既存サービスをもっとより良いものへ成長させていきたい」。これに尽きます。
「より良いものへ」という手段のひとつとして「デザイン思考」という「考え方」を取り入れてみたい。なので、無理やり「デザイン思考すごいんだからやろうよ!」というアプローチをした場合、周りの理解を得られる前に頓挫してしまう可能性もあります。
デザイン思考を噛み砕いて理解する
デザイン思考について語られている書籍はたくさんあります。そこで紹介されているのは、カスタマージャーニーマップなどよく見るフレームワークや、アジャイルやリーンに似たチーム開発のフレームワークなどです。おもにそれらは課題発見の方法や、その課題にどうアプローチするかの考え方と言えます。
これらを一度に全部取り入れるのは相当大変です。すでに出来上がっている体制やサービスに無理やり導入しようとすると摩擦が強く拒否反応がでる可能性も考えられます。
前述した通り、デザイン思考とは「方法論・考え方」であるので、まずは取り入れられるところからはじめたい。
そして、すでに発生している問題に対しての解決策としてデザイン思考を提案していきたい。
デザイナーだけのものではないデザイン思考を、ゆくゆくは「共通言語」にしたい。
上記のようなことを考え、まずは「GMOメディア用のデザイン思考のガイドライン」をつくろう! という動きになりました。以下はGMOメディアで発表したガイドラインをそのままご紹介いたします。
GMOメディア用デザイン思考ガイドライン
デザイン思考って何?
GMOメディア用にカスタマイズ
『デザイン思考は、共感を見つけ、共感を生むための考え方のフレームワークである』とGMOメディアでは定義します。
デザイン思考をサービス開発に取り入れる理由
プロトタイピングは価値を創り出すという点で、絶大な力を発揮します。
デザイン思考のフレームワークの肝にプロトタイピングがあるため、デザイン思考を活用することで、イノベーションの手助けとなるはずです。
デザイン思考を活用していくとき意識すること
デザイン思考は方法論なので、『慣れる』ことが一番 です。
準備体操として、デザイン思考を活用するコツを記載します。
情報の視覚化
デザイン思考のフレームワークの肝にプロトタイピングがあるという点と通じます。
情報や会話の話しなどのを「見える化」することで、判断や共有を迅速に行えます。
また、伝える情報などの「構造化」を意識することで、スムーズにデザイン思考のフレームワークに取り組むことができます。
チームビルディング
イノベーションの肝がデザイン、エンジニアリング、ビジネスの3つの輪のコラボレーションだということに通じます。
その3つのバランスが取れていることが重要な点と言えるので、チームのコミュニケーションはとても重要です。
ユーザーの共感を得るためには、まずチームメンバーの共感を得るところから!
デザイン思考のプロセス・手法
アイデアの発散と収束、各プロセスの行き来や繰り返し がデザイン思考の基本です。
まとめ
以上が弊社で作成したGMOメディアのデザイン思考のガイドラインになります。
デザイン思考はいわば方法論であると考え、弊社の中で浸透しやすいように噛み砕いてみました。
今後はこういった啓蒙活動と同時に、実際にワークフローに浸透していくような仕組みを模索していきたいと思っています。