GMOメディアに新卒入社して1年が経ちました
はじめに
こんにちは。GMOメディア株式会社サービス開発部の平尾です。
私は2022年3月に滋賀から上京し、新卒エンジニアとして入社しました。
現在はプリ小説チームで主にFlutterでモバイル開発をしています。
この記事では弊社に入社しようと考えているエンジニア志望の学生の方々に参考になる情報を発信できれば、と思っております。
目次
- GMOメディアとの出会い
- 面接
- 入社してからやったこと
- GMOグループ研修
- 社内研修
- GMOテクノロジーブートキャンプ(GTB)
- OJT(プリ小説チーム)
- OJT(インフラチーム)
- 本配属(プリ小説チーム)
- おわりに
GMOメディアとの出会い
まず私が会社を知ったのは、オンライン就活の面談イベントでサービス開発部の前部長とお話したことがきっかけでした。
それまでは「GMO?聞いたことあるなあ」ぐらいだったのですが、面談の中で「挑戦に対する失敗への許容が広い社風」ということや「上場企業でありながら若手エンジニアも企画に参加できる」というお話をお聞きしてとても魅力的だと感じ、志望するようになりました。
面接
私は約10社と面接し、その中でも一番自分らしく緊張せずに臨めたのがGMOメディアの面接でした。 1次、2次面接で充分に社員さんの人柄の良さは感じていたのですが、最終面接の役員面接の時に社長がフレンドリーだったのはとても衝撃的でした。
入社してからも厳しい上下関係を感じることはほとんどないので、大変風通しの良い職場だと思います。
入社してからやったこと
グループ研修
入社して2週間はGMOグループの新卒でグループ合同研修がありました。
マナー研修、コンプラ研修をはじめとして、GMOグループそれぞれの会社がどんなことをやっているのかを学んだり、会社混合のチームに分かれてGMOグループの強みを生かしたビジネスを考えて最後に発表するチームビルディングをしたりしました。 会社、職種の枠を超えてチームを組むので考え方の違いが生じ、衝突することもありましたが、その甲斐もあって最終的には洗練されたものが出来上がり、良い結果を残すことができました。
この期間でチーム開発の難しさや楽しさを体験することができたと同時に、GMOグループの他社の人との繋がりもできたのでとても良い経験になりました。
社内研修
グループ研修後、約1週間は社内研修がありました。
社内サービスの成り立ちやどういったビジネスモデルなのか、どれくらい売り上げているのかなどを知ることができました。
同じ会社でもサービスによってビジネスモデルが全然違ったり、使っている技術も違ったりして、色々なことに挑戦できそうな会社だなあと感じたのを覚えています。
GMOテクノロジーブートキャンプ(GTB)
5月の1ヶ月間はGMOテクノロジーブートキャンプ(以下「GTB」と称する)がありました。(※2023年度入社の新卒はGTBがないそうです) 入社してすぐにあったグループ研修とは違い、GMOグループの新卒エンジニアとデザイナーのみで技術に特化した研修を行いました。
基本的なWEB技術の講義に加えて、4、5人のチームで分かれてチーム開発をするアウトプットの場も設けられていました。
テーマは自由とのことだったので、自分のチームではUnityとGMOあおぞらネット銀行のAPI、snabarを用いて、キャラ育成ゲームと貯金を組み合わせた貯金アシストアプリを開発しました。
キャラクターにご飯を擬似的に買ってあげるとキャラが育ち、裏ではGMOあおぞらネット銀行のメイン口座からつかいわけ口座にお金が移されるという仕組みにすることで、「貯金」という意識を逃しつつ、貯金の可視化ができるのがこのサービスの特徴です。



企画を決める話合いで「推しにお金を使ってしまって、お金が貯まらない」「推しにならいくらでも課金できるよね」という言葉から着想を得てこのサービスを開発することになりました。 技術選定の話合い段階では、ちょっとだけ馴染みのあるJSを使うか、全く未知のUnityを使ってみるかでJSに決まりかけていたのですが、技術検証をしてみると案外Unityの方が簡単に開発ができ、リッチな画面を実現できることが分かったのでUnityを採用することになりました。 とはいっても、誰も触ったことのない技術だったので開発期間(約3週間)の半分は勉強時間に当てていましたが、2日くらい余裕を持って完成させることができました。
結果、7チーム中2位という成績を残すことができました。
良い結果を残せた1番の要因は、始終良い雰囲気で開発できたことが大きかったと思います。 お互いを尊重しあって、それぞれの得意な分野を伸ばすことがチーム開発において必要不可欠なんだなあと改めて感じました。 また、思い切って誰も触ったことのなかったUnityで開発した挑戦心が功を奏したので、今後もこの挑戦心は大事にしていこうと思いました。
OJT(プリ小説)
今年のOJTは2部署2ヶ月ずつ行ってから本配属となる(年によって変わるらしい)のですが、1部署目はプリ小説チームでした。

プリ小説は女子中高生向けのチャット形式の物語を、気軽に読んだり書いたりできる小説投稿サービスです。 実務経験はこれが初めてだったのでOJT1日目は不安でいっぱいだったのを今でも覚えています。 最初の3週間は、Angular(TypeScriptベースのオープンソースのフロントエンドWebアプリケーションフレームワーク)で開発をしていました。それまでAngularを触ったことがなかったのでとてつもない量のフォルダとファイルでどこでどの処理をしているのかわからなくて手こずりましたが、タスクをこなしていくうちに段々とそれがわかってきて、わずかながら成長を感じました。 残りの1ヶ月半はFlutterを使って開発をしました。現在リリースされているアプリはSwiftで作られているのですが、Flutter化に向けて、1から画面を作ったり処理を書いたりとても貴重な経験ができました。 コードレビューでは先輩エンジニアが厳しくレビューしてくださるおかげで、なぜそう書いているのか、変数名が適切かなどを考える癖が付き、最初に比べて最後の方はレビューのコメント数も減り、先輩エンジニアの思考に近づけた気がして嬉しかったのを覚えています。
OJT(インフラチーム)
2部署目はインフラチームでした。
インフラチームは各サービスを横断で担当しており、サービスによってはオンプレミスで運用しているものもあれば、AWSを利用しているものもあります。
OJTではAWS関連のタスクを主に行っていました。 AWSの本を一読してOJTに挑んだのですが、実際にサーバーを立てたり、サブネットの設定をしたりすることでより一層理解が深まり、百聞は一見にしかずということわざの意味をひしひしと感じました。
タスク中にわからないことがあっても先輩エンジニアの方が優しく丁寧に教えてくださるのでとても心強かったです。
アプリケーションを作るにあたって最も重要な部分を触ることができて、とても貴重な経験ができました。
本配属 (プリ小説)
本配属前に、サービス開発部の部長が配属先の希望を聞いて下さる機会を設けてくださり、 希望どおりプリ小説チームに配属されることになりました。(例年配属先の希望はほとんど通してくれるそうです) 配属後はOJTに引き続きプリ小説のFlutter化を行いました。 開発の流れやアーキテクチャなど、1から学ぶことができるとともにリリースの体験もでき、とても環境に恵まれています。 また、プリ小説チームはフランクな方が多く、気兼ねなく相談や施策の提案ができるので、とても居心地が良い仕事環境です。
サービスによって、使っているプログラミング言語、技術が違うので、きっと自分がやりたいサービスが見つかる思います。 もしなくても、自分から言い出せば新卒、ベテラン関係なく動いてくれる会社なので積極的に動ける人にはおすすめです。
おわりに
このようにGMOメディアでは新卒エンジニアを手厚くサポートしてくれるので新卒で入社するのにはとても良い環境が整っていると個人的には思います。 また、家賃補助がでたり、GMO yours(グループ共用のカフェ)では飲食が無料だったりと福利厚生も手厚いので大変助かっています。 福利厚生の詳細はこちら
環境が変わり、たくさんの出会いがあり、人生の中で最も充実した1年間でした。 もともと地元を出て就職する気はなかったのですが、今こうしてGMOメディアで働けていることを誇りに思います。
ここまで見ていただきありがとうございました!